2024/01/29 20:56

担任のK先生(男性)は、私たちに机の上に置いたモチーフ(くつなど)を絵の具を使って描くように指示を出し、しばらく子どもたちの様子を巡回しながら見ていて、今度は黒板に張り付けた大きな模造紙に向かって、「先生も書くぞ」と筆をもって子どもたちの方を向き、色を確認しながら3色の絵の具を口の中に絞り出したのです。私たちはあっけに取られて、声も出ず、目を丸くして眺めていました。先生は、その口に筆を差し入れて、ごそごそとかき混ぜること約10秒、取り出した筆を黒板の紙に描き始めました。5・6回、別の色を追加して同じように塗って描き上げました。お見事!形はそれらしく仕上がっていましたが、色が口の中で混ざり合って、何とも言えない不思議な色合いになってとても綺麗でした。「面白いなあ!」感動しました。先生は、私たちに「絵の具の中に毒が入っているので、絶対にこんな真似はするなよ!」と言って、洗面所へ吐き出しに行きました。すごい、さすが画家だなあと感心したものです。 この続きは、来週の月曜日です。