2024/01/08 12:42

小学校3年生の私が学校のしかも廊下で見つけた1枚の絵に釘付けになり、その作風に感動し、絵の中に吸い込まれました。

 その画家の名前は、山下清先生です。超有名な画家ですよね。もちろん、当時の私には知る由もなく、お名前だけ記憶に留めました。「粒が集まって絵ができる」という概念の種が、私の頭に植えつけられたのだと思っています。
 ところで、山下清先生は1922年に生まれ、1971年に逝去されました。その後に放浪画家山下画伯の実話をもとに製作された国民的人気ドラマ「裸の大将放浪記」がテレビや映画で放映され、日本全国民の知るところとなりました。彼の作品は、油絵、貼り絵、リトグラフ版画、ペン画など、多岐にわたります。私はちょうど社会人として働きだした頃だったと思いますが、「裸の大将放浪記」のテレビを観て、初めて画家の名前と廊下で見て感動を受けた点描画が結びつきました。でも、不思議なのは、どうしてそのような有名な画家の絵が、小学校の薄暗い廊下に飾られていたのか。掃除の時間は男の子が先生の目を盗んで、ほうきを振り回してチャンバラでもしたくなる時間です。ほうきはところ構わず、バンバンぶち当たるはずなのに・・・。 この続き「学校時代の思い出」は、1週間後の1月15日です。